第1講 数と数直線
第1講リネーム:自然数⇒有理数へ 四則演算を目指して
- 自然数しか知らない人は、足し算ができる。
- 整数まで広げると、足し算、引き算、掛け算ができる。
- 割り算もできるようにするには、有理数まで広げる必要がある。
- 自然数、整数、有理数の演算や順序の関係をイメージするのに数直線が使える。
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問1:(-1)×(‐1)=1のイメージは?*1
問2:目に見える世界は、すべて有限集合でできていることを実感してみよう。*2
問3:自然数全体と、自然数の中の偶数全体は、どちらも無限集合。どちらの方が多い?*3
問4:自然数、整数、有理数と範囲を広げてきた。第1講では、できる演算手法を増やして範囲を広げてきた。有理数は四則演算で閉じている。有理数からさらに範囲を広げるには、どうすればよいのだろうか?*4
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ばいばーい。
*1:問1解説:-1をかけることは、正の数をかけることと多少意味が違う。数直線で考えると、-1をかけることは正の方向を負の方向へ、負の方向を正の方向へ逆転させること。
*2:問2解説:八百屋さんで売ってるリンゴの数は、有限個だから有限集合。海岸の砂粒も地球の範囲を超えることはないから有限集合。
*3:問3解説:まず、有限集合の場合を考える。海岸にある全ての砂粒の個数の方が、手に握った砂粒の個数より多いといえる。自然数全体と、自然数の中の偶数全体は、どちらも無限集合。この両者は1対1に対応しているからどちらも同じだけの元を持っているといえる(どちらも同じ数)。これが無限集合の特徴の一つ。
*4:問4解説:第2講で説明される。